『刑事コロンボ』(けいじコロンボ、原題:Columbo)は、アメリカで制作・放映された、ロサンゼルス市警察殺人課の警察官コロンボを主人公としたミステリー・テレビ映画である。全69話。音声吹き替え版により日本でも放送。民放テレビでは2時間枠の放送となる。
このページでは日本語版タイトル「刑事コロンボ」と「新刑事コロンボ」について説明する。
概要[]
1962年にウィリアム・リンクとリチャード・レビンソンが制作したTVミステリー・シリーズで、1968年から1978年まで45本がNBCで放送され(日本語版タイトル「刑事コロンボ」)。その後1989年から2003年まで24本がABCにて放送された(日本語版タイトル「新刑事コロンボ」)。
制作はユニヴァーサル映画。主演のピーター・フォークにとっては、初めての本格的な刑事ドラマとなった。原作・原案はリンクとレビンソン。TVドラマ用に用意されたエピソードをもとに脚色したトーマス・ミッチェル主演の舞台劇『殺人処方箋』を再度TV版にアレンジした単発作品をパイロット版とした。フォークが選ばれたのは、舞台で絶賛されたトーマス・ミッチェルがすでに亡くなっていた為だった。
独特のテンポで進むストーリーで、知的で社会的地位も高い犯人が完全犯罪を目論むも、一見愚鈍で無害そうなコロンボにアリバイを突き崩され、自ら破滅の道を転落する必罰的展開ながら、コロンボと犯人との駆引き、静かにそして確実に追い詰められて行く犯人の内面の葛藤・焦りといった感情描写や、コロンボのユーモラスな台詞回しなど、そのいずれもが味わいのある1話完結の人間ドラマとなっている。
作品の特徴[]
テレビミステリーには珍しく最初に完全犯罪を企む犯人の周到な犯行を視聴者に見せた後、コロンボが一見して隙のない犯人が見落としたほんの僅かな手がかりを元に犯行を突き止める構成となっている(「さらば提督」等一部例外作品もある)。ミステリー小説では倒叙物と呼ばれる形式である。
視聴者はあらかじめ犯人とその犯行を知っているので、視聴者の興味は「犯人と視聴者は一体何を見落としていたのか?」「コロンボがどうやって尻尾をつかんで犯人を追い詰めるか」「犯人側の心理に重ねる緊張や焦り」などの心理に向けられる。
テレビで、犯人に際だって著名な俳優(いわゆる大物俳優)や個性的な俳優を配した場合、視聴者には彼らの登場時点で真犯人がわかってしまい、「最後まで犯人が誰だかわからない」というストーリーを成り立たせることは難しい。単発のドラマであれば大物俳優を複数配役すれば可能ではあるが、シリーズものでは予算的にも困難である。しかし、倒叙物の手法を取り入れることにより、毎回犯人役に大物俳優を起用することができることとなった。
テレビドラマでは、ともすると視聴率重視のために短い時間で様々な要素が盛り込まれがちだが、本シリーズでは暴力や性的描写が(旧作においては)一切無く、ドラマは犯人とコロンボの間の心理的な駆け引きを中心に進められる。また犯人は医者や弁護士、会社重役など地位や名声のある社会的成功者で知的な人物であることが多い。これら特権階級(エスタブリッシュメント)の世界をうかがわせること、そしてそれらの人々が作り上げた完全犯罪を覆していくことにこの作品の良さがあるといえよう。原案者のリンクとレビンソンは、コロンボとの庶民的で凡庸なキャラクターの対比を鮮明にするため犯人を特権階級に設定したと語っている。
主人公であるコロンボ[]
コロンボの肩書[]
- コロンボは、アメリカ合衆国カリフォルニア州のロサンゼルス市警察殺人課に所属する警察官であり、身分は「Lieutenant(ルテナント)」である。
- 警察における「Lieutenant」という肩書は、日本語では警部補とするのが定訳である。したがって、コロンボは直截的には「コロンボ警部補」である。ただし日本語版放送やビデオ字幕などでは「コロンボ警部」と訳されている(「警部“補”」のH音は発音しづらく、また語呂も合わないため、訳者が正確さよりも語りやすさ、聞きやすさを優先したため)。
- 実際のコロンボの肩書きとは関係なく、日本で紹介される作品のタイトルとしては、一貫して「刑事コロンボ」である。
コロンボの名前[]
- シリーズを通して劇中でコロンボが自分の名前(ファーストネーム)を述べたことは一度もない。また、コロンボの名前が呼ばれたことも一度もない。コロンボも名前を尋ねられた際、「私を名前で呼ぶのはカミさんだけです」と答えている。フォークはインタビューでの質問に答えて、コロンボの名前を「警部補(ルーテナント)」と述べたことがある。
- 近年、DVDの発売によって1つの解答が出た。「ホリスター将軍のコレクション」と「闘牛士の栄光」において、コロンボの警察バッジケースがクローズアップされるシーンがある。ビデオテープ版の頃は確認が困難であったが、クリアなDVDの映像で身分証に書かれた名前を確認できる。「フランク・コロンボ」(Frank Columbo)と記されていた。
- また2009年1月からNHKデジタル衛星ハイビジョンで再放映されるにあたり、番組公式サイトのトップでコロンボの身分証が大写しされてフルネームが改めて明らかになった。それによると"Lt. Frank Columbo A096824"(警部補 フランク・コロンボ、A96284号。Lt.は"lieutenant"=警部補の略称)とはっきり読むことができる。ちなみに顔写真部分はなぜか潰されている[1]。
コロンボのキャラクター[]
- よれよれのレインコート、安葉巻、櫛の通っていないボサボサの髪の毛と斜視、前屈した姿勢(猫背)が特徴で、一見すると冴えない風貌で庶民臭い凡庸な人物となっている。
- イタリア系でイタリア語が話せる(第42話「美食の報酬」)。ただし、話せないという設定の回もある(第65話「奇妙な助っ人」)。
- 射撃は不得手で、拳銃は持ち歩かない。半年ごとに行う射撃訓練に10年も行っておらず本部から警告された事がある(第32話「忘れられたスター」)。しかし、ビーズ玉などを目標物に当てるのは幼い頃から得意(第13話「ロンドンの傘」)。
- 幼い頃からワンパクな育ちらしく車のマフラーにジャガイモを詰め込む、クラスの気になる女の子に消しゴムのカスを当てるなどいたずらっ子であった。
- 怖がりで解剖、手術、残酷な殺人の写真を見ることすら好まない。ただし、嘔吐したり気を失うなどといったことはまったくない。ギロチンで首を落とされた現場でも、死体を見ないようにしながらであるが現場検証をこなしている。(第46話「汚れた超能力」)
- 運動は苦手で、泳げない。飛行機に非常に弱いらしく捜査のため致し方なく何度か航空機に搭乗した後、降りられるくらいまで精神的に落ち着くのに相当な時間を要している。
- 朝鮮戦争に従軍した経験があるが、前線には出ず炊事当番をしていた(第24話「白鳥の歌」)。
- いつもよれよれの背広とレインコートを着ているため、慈善団体の関係者からホームレスと間違われたことがある(第27話「逆転の構図」)。レインコートには裏地がなく、防寒着としては役立たない(コロンボ本人も寒がっている描写が何度かある)。
- 火のついていない安葉巻を持ち歩いているが、ライターやマッチはいつも誰かに借りている。葉巻はシガーカッターで切ったものより噛み千切ったものの方が好み(第66話「殺意の斬れ味」)。
- メモ魔で何でもメモしておくが、ボールペンや鉛筆は常にどこかに置き忘れている。また周辺の人や犯人からペン類を借りて、そのまま忘れて持ち帰りそうになってしまうことも多い。ボイスレコーダーを使う回もある(第23話「愛情の計算」)。
- 好物はチリコンカン(チリ)とコーヒー。メニューにチリがないときでも注文するほどである(第22話「第三の終章」)。クラッカーをセットにつける(第2話「死者の身代金」)。コーヒーは熱いのが好みで、ぬるくなると文句を言う。一時ブラックコーヒーを飲んでいたのはダイエットのため。第39話「死者のメッセージ」では砂糖を3杯入れてもらっている(第69話「虚飾のオープニングナイト」では2杯)。
- ファミリーを大切にするイタリア系だけに、妻のほかにも甥や姪や従兄弟など親族の話をよくする。船旅中のコロンボが船員に妻の所在を尋ね「あちらに行かれました」と返答する場面があるが、画面に登場したことはない(第29話「歌声の消えた海」)。
- 料理研究家も認めるほどの料理の才能があり、それに関する知識も豊富。家ではもっぱら妻に代わって台所で料理を担当しているらしい。しかし「構想の死角」では「料理はまったくダメ」と言っている。
- その他の趣味はリメリック(五行戯詩)、西部劇、イタリアオペラ、シュトラウスのワルツ、ゴルフ、クラシック音楽、ボウリング、フットボールのテレビ観戦。絵画にも精通しているようで(演ずるフォークも絵画には精通している)飾ってある絵画の価値を一目みただけで把握したこともある(本人はあくまで「不学」「無学」「勉強不足」と謙遜している)。
- 逮捕した犯人に対してワインを振る舞ったり(第19話「別れのワイン」、銘柄はエスト!エスト!!エスト!!!ディ・モンテフィアスコーネ)音楽をかけてやりながら慰めの言葉をかけたりすることもある(第24話「白鳥の歌」)など、犯人に対して暖かい心遣いを見せることがある。逆に卑劣な犯人に対しては普段の控えめな態度を急変させて怒りを露わにすることもある(「溶ける糸」「自縛の紐」など)。
- 犯行現場に寝ぼけたり、食事を抜かした状態でやってきては勝手に現場にあった高級品のキャビア(被害者の食べかけ)を食したり(第21話「意識の下の映像」)、周囲の人間にコーヒーやオレンジジュース、ちょっとした食べ物を要求することも多い。またつい犯行現場を荒らしてしまうくせがあり、目覚ましに勝手に現場の水道を使って顔を洗ったり、凶器の鉄棒でゆで卵の殻を割ったり、ぼーっとして葉巻の灰を絨毯の上に落としてしまう等、軽率な行動も多いがそれが犯罪を暴く結果になる場合がほとんどである。
- 酒と高級なつまみが好きだがあちこちでご馳走になったり、現場や容疑者宅に置いてあるものを(無断で)失敬するものの自分ではめったに買わない。またあまり金を持ち歩かないので、飲食店などでお金が足らず支払いができない時には警察宛ての請求書を切ってもらうことがしばしばある。
- 口癖は「Just one more thing.」(邦訳「あと1つだけ」)。その他、頻繁に妻の話を口にする。
- キャラクターのモデルはフョードル・ドストエフスキーの『罪と罰』に出てくる、見た目が冴えないが推論や心理テクニックを駆使して犯人を追い詰めていく有能なポルフィーリ・ペトローヴィチ予審判事[1]。
- 私生活におけるコロンボはドラマにおける犯人達の豪奢な生活と違い、うだつが上がらず小額の支払いにも渋る小物として描かれている。またコロンボ個人の人間関係も安穏と暮らす市井の市民が数多く見られ、一例としてカフェーの主人に他愛の無い日常の愚痴や世間話などをするなどしている。少々記憶に乏しいものの映画やTVを相当数見ており知っている役者などに出会うと年甲斐も無く喜び、感激を隠さない。現場に現れるまでのコロンボは煩雑で不本意な雑務に追われている事が多く、そのために一食抜いてしまっている場合が多々ある。
- 事件が起こっても急いで現場に駆けつける事は少なく、たいていは実況見分があらかた終わってから顔を出す。しかも、自身が注目する以外の物事には大して興味を示さず、現場保存にも執着せず、火の着いた葉巻を咥えながらコロンボなりの見分で済ませる。また、たびたび食事を抜いて現れ、茹で卵持参であったり現場となった豪邸でつまみ食いをしたりすることもある。
- 署内でのコロンボは相当な信頼と名声があるのか、同じ課に勤務する新米刑事から尊敬されているほか、事故で処理されかけている事件を上司に掛け合って殺人に切り替えて再捜査したり、警察と繋がりのある社会的地位が高い人物の恫喝にも困惑はするものの飄々としている。
- ただし、市警察本部長主催のパーティで酔っぱらってプールに落ちてしまい、その姿を警察本部次長夫人(「権力の墓穴」の被害者)に見られてしまうなどの失敗もしている。
- 捜査方法は、整合性の合わない事柄に関して容疑者や関係者について事細かに虱潰しのように調べ、時間や場所に関係なく職務質問するという極めてアナログ的なもので、その場でアリバイが立証されて一応納得するようなことがあっても、事実が判明するまでは幾度も同じ捜査を繰り返す。また、聞き込みでは、相手の地位に関係なく謙った態度で妻の話などの雑談を振っておき、夫婦間(又は親族間)の意見の相違などを打ち明けて相手に意見を求めてから「形式的な捜査なので…」と職務質問に入るパターンが恒例となっている。
- 状況もわきまえず不作法に容疑者や関係者に近づいては問いただしたり、返答に一応納得はしても整合性が崩れるとまた順を追って捜査をして何度も同じ言質を取ろうとする捜査は、対象者を困らせたり苛立たせたりする事が多いが、それが狙いでもあると思われる。
- 状況証拠と証言だけでの真相解明を目指さず、守秘義務に関係無く捜査状況を容疑者本人に逐一報告することで感情の機微や証言の小さな差異をあぶり出し、それらを手がかりに矛盾点を突きつけ焦らせて心理的誤誘導するなどし、最終的には理詰めで追い込んで犯行を認めさせるという捜査方法を多々用いる。
- また、事件に関連した分野の知識を勉強し、それを応用することで専門家を驚かせたり、犯人逮捕に利用したりすることがある。
コロンボのコート[]
コロンボの捜査手法は、最初の作品である「殺人処方箋」において犯人の精神科医から指摘されているようにシリーズ当初からほぼ完成している。しかしそもそもコロンボは舞台用に作られた演劇「殺人処方箋」に登場する脇役に過ぎず、テレビ化されて主人公とされた。またその外見も当初はきっちり整髪されており、よれよれのレインコートを着ているわけでもなかった。よれよれの背広とレインコートは作品が継続して作られた中でフォークが作り上げたスタイルであり、レインコートと背広も彼の私物である。
コロンボのシンボルともいえる「レインコート」だが、乾燥しており降雨が少ないロサンゼルスではレインコートはほとんど普及しておらず砂よけのダスターコートが一般的である。しかし、フォークは「コロンボに強烈な個性と独特なキャラクターをもたせたかった。そこで、(雨の少ない)カリフォルニアでレインコートを着せることにした」(『隔週刊 刑事コロンボDVDコレクション』デアゴスティーニ・ジャパン刊)としてコロンボを着るものに頓着しない個性的なキャラクターとして造形した(しかしコロンボは雨が降った日にレインコートを忘れてしまうというエピソードがあった)。
その他の主要人物など[]
- 犯人
- 刑事コロンボの犯人を参照。
- 妻
- 所謂「(ウチの)カミさん」。画面に登場した事が無く、もっぱらコロンボによって捜査中にその存在をよく引き合いに出されることから、犯人(と見当した人物)をそれとなく追いつめる、ないしは物事の核心に迫るための架空の存在のように思われる事もある。しかし、客船内で妻を見失ったコロンボにウェイターが彼女の行き先を教えたり、夫への相談無しにペットショップで「ドッグ」にフルコースのケアを電話でオーダーしたり、コロンボから電話で夕飯のメニューを相談される(「自縛の紐」)など、作中においては存在しているキャラクターである。
- 夫のコロンボが語るところによると、夜学に通って会計学を勉強している、缶詰の景品で海外旅行を当てたことがある(第29話「歌声の消えた海」)とのこと。
- 妻の発言(と、コロンボ自身は語っているが実際は不明)が事件解決の重大なヒントになることも多く、夫婦仲は良いようである。
- 別番組の『ミセス・コロンボ』に登場するケイト・コロンボについては、原作・原案者のリンクとレビンソンはコロンボ夫人であることを否定している。
- だが『ミセス・コロンボ』内でときおり挿入されるコロンボ邸のカットでは、夫人の乗る車に加えてぼろぼろのプジョー403を所有していることが示される。
- コロンボの親族
- 妻と同様にコロンボがよく引き合いに出す大勢の甥や姪などの親族。シリーズを通して見てみると、コロンボが親族にかこつけて事件の核心に迫るような事柄を話し(相手に揺さぶりをかけるために)たり、さらには対象となる親族が一度も画面上には出てこない、といった登場の仕方がほとんどである。そのため、本当にいるのかどうか不明なところが多い。ただし、いくつかの登場事例がある。
- コロンボが女優宅から自宅へ電話をかけ、女優のファンである妻に女優の声を聞かせようと試みている。このとき妻は不在であったが、代わりにジョージという義弟が電話に出ている。ただし、コロンボが電話口で女優に一方的に話してもらっただけで義弟の声は聞こえない(第14話「偶像のレクイエム」)。
- コロンボが「私の甥の写真」などと言って、複数の親族と自分が写る数枚の写真を見せている(第25話「権力の墓穴」)。サンディエゴの水族館へ勤める甥がいる(第69話「殺意のナイトクラブ」)。
- 幼少期は困窮した生活を送っていたらしく、母親が家事をできないときには父親がよく「スキャロッピーニ」という料理を作っていた(第42話「美食の報酬」)。
- 犯人を引っかけるために妻の妹の写真を借り、妻の写真だと思わせたことがある(第53話「かみさんよ、安らかに」)。
- 第60話「初夜に消えた花嫁」では甥のアンディ刑事が登場。コロンボの姉の息子で両親は亡くなっている。
- 「第三の終章」では、自動車修理工場をやっている親戚がいると言っている。
- ドッグ
- コロンボの飼い犬。実際にフォークのペットであった。犬種はバセットハウンド。名前は「ドッグ」。というより、コロンボは名前をつけようとあれこれ考えたもののいい名前が思い浮かばなかった。
- テレビが好きだが、寝そべったままほとんど何もしない。犬の学校ではあまりに怠けていたため早々に退学となった(第23話「愛情の計算」)。元は捨て犬で池に落ちているところを拾い獣医に連れて行き治療をした。その後そのまま保護し飼うようになった(第10話「黒のエチュード」)。獣医師や犬の品評会に連れて行くなどコロンボなりに可愛がっている。
- 出演作品は第10話「黒のエチュード」ほか第16、23、30、32、36、41、43、44話である。第10話では、犬の名前は決定していない。
- 新シリーズには旧作に出演したバセットハウンドの子が出演し、役を務めた。
- 相棒
- コロンボは通常相棒を持たず、単独で捜査にあたる。しかし本物の刑事はパートナーと組んで捜査にあたることもあり、エピソードによってはパートナーが出てくる。第11話「悪の温室」では、警察大学(入学前は殺人課に1年在籍)を出たてのフレデリック・ウィルソン刑事(ボブ・ディシー)が出てくる。警察大学で科学捜査を学び新しい捜査技術に明るいという、丹念に事件の裏付けをたどって真相に行き着くコロンボとは対照的なキャラクターである。彼は第36話の「魔術師の幻想」にも出演するが、準レギュラーと呼ぶにはほど遠い。
- また同じ殺人課に配属されており、コロンボの担当する事件のサポートをしていると思われる刑事として第28話「祝砲の挽歌」ほか第31、34、37話に登場するジョージ・クレイマー刑事(ブルース・カービー)がいる。むしろ彼の方が準レギュラーと呼ばれるべきだろう。常識的な捜査を行うが、コロンボの突飛な推理と単独捜査に面食らうキャラクターとして描かれている。スペシャル版第65話「奇妙な助っ人」でもブリンドル刑事として久々に息の合ったところを見せてくれた。
- 部下(格下)・鑑識官からはその捜査能力を高く評価されているらしく、何気ない事故(に見せかけた殺人)ですらコロンボが特異的な行動を始めるとそれが単なる事故でないことを皆が予感するシーンが存在する。上司にも勝手な行動を除けば腕は買われている様子。
- コロンボはあまりお金を持ち歩かないので、コロンボが飲食店などでお金が足らず支払いができないときには相棒が代わりに払わされることが多い。後で返してもらっているのかどうかは不明。
- プジョー
- コロンボの愛車は1959年式のプジョー・403コンバーチブル、フランス製、ボディーは青、走行距離は15万キロ超、プレートナンバーは044 APD、「4」はLの字に縦棒一本入れるイメージであり下4桁を見ると「LAPD」となる。これはコロンボの所属するロサンゼルス市警の略称(Los Angeles Police Department)と一致する。ただし新シリーズでは別の同型車両が使われており、ナンバーは変わっている。バックミラーや幌(ほろ)など、不具合が多数ある。シートベルトがなくて陸運局の運転免許試験官から注意されたこともある(第27話「逆転の構図」)。塗装もところどころまだらになっており、外観だけパッと見てもディーラーが下取りを拒否するほど状態は悪い。「盗られるはずがない」とレストランのドアボーイが店の駐車場に保管してくれない。自動車解体場の殺人現場に駆けつけた時には警戒中の警官から車を捨てに来たと勘違いされ、見た目の評価は散々なものとなっている。外観も所々小さな凹みや破損が見られエンジンからは異音、軋んだドアとシリーズ当初から所謂「ポンコツ」であったが新シリーズになってからは同車種は希少車になっており売買を持ちかけられるがコロンボは「売る気は無い」と断りを入れている。
- 新シリーズ第57話で、犯人の愛車メルセデスベンツ560SECとフロント同士をぶつけている。
- ほとんどの場合に幌をつけたまま登場しているが、第7話「もう一つの鍵」、第16話「断たれた音」、第37話「さらば提督」、新シリーズ第58話「影無き殺人者」において幌を開けた姿を見せている。
日本語版[]
放送について[]
- 日本語版の放送は当初NHKがテスト用に持っていたUHFチャンネルで1972年8月27日に放送され、その後NHK総合で同年9月24日より放送された。新シリーズは日本テレビで主に洋画枠である『金曜ロードショー』で放送。
- 2003年10月12日に『NHKアーカイブス』で放送された「別れのワイン」ではオープニングとエンディングの映像はNHK総合での放送当時のものを使い、本編の映像は「金曜ロードショー」で放送された際の映像に差し替えられていた。
- NHK総合でのレギュラー放送は1981年12月26日放送の第40話「殺しの序曲」が最後となった。
2009年1月3日から毎週土曜日の20:00より衛星ハイビジョンで再放送開始。2010年6月11日に放映終了。2009年10月8日からはBS2でも再放送が開始され、2010年10月7日から2011年3月3日まで新刑事コロンボが放映を開始した。
なお映像はハイビジョン対応にリマスターされたノーカット版を使用する為、NHK総合での放送当時の映像と異なる。また、この放送で初めて新シリーズの初回放送時の欠落シーンの追加吹き替えが行われた。吹替えスタッフの名前は翻訳者の名前のみ表記される。追加録音部分は声の出演者名、演出翻訳などのスタッフ名も表記されていない。そのほか、旧シリーズの最終話『策謀の結末』の吹き替えは小池版音源が紛失していたため、放送開始直後は石田版を放送する予定だったが、1987年5月1日に日本テレビ『金曜ロードショー』で放送されたものを、家庭用ビデオで録画したテープが関係者(下記の著作がある町田暁雄)からNHKへ寄せられたため2010年6月11日の放送では小池版に差し替えられ、十数年ぶりに小池版が復活した[2]。
2011年7月3日にはNHK総合の「NHKとっておきサンデー」枠内でピーター・フォークが逝去したことを受け、彼の追悼番組として「構想の死角」がアンコール放送された(アナログ・デジタルともモノラル二重音声でデジタル放送では4:3画角情報を付加。字幕放送は本作品放送時のみ収録番組と同様タイムラグなしで表示)。また、BSプレミアムでも7月4日~6日の3日間にわたって過去の名作3本がアンコール放送された(同様にアナログ・デジタルともモノラル二重音声でデジタル放送では4:3画角情報を付加。アナログ放送は4:3コンバートで放送し、「アナログ放送終了まであと○○日!」のカウントダウン表示と問合せ先の電話番号表示は一時消去)。
吹き替え声優[]
- 日本語版でのコロンボの声は、旧シリーズにおいては小池朝雄が担当。新シリーズ時には小池が1985年に没していたため、石田太郎に代わった。ビデオ・ソフト用追加録音は銀河万丈が担当。新シリーズで22話以降は日本初放映がWOWOWでなされ、こちらも銀河が担当している。小池の地声はさほど低くはなく、コロンボというキャラクターに合わせて演じていたものである。声質が似ているということで起用された石田は当初、小池のイメージを壊さないようにと要請され苦労したとのことである。
- 現在販売されているビデオやDVDでは、ストーリー中突然コロンボを含め登場人物の声が別の声優のものになる箇所が頻繁に現れる。これは最初にNHKで放映されたとき、ところどころカットされた部分があったためである[3]。後にビデオで完全版として復刻する際、基本的には同キャストによる追加吹き替えを収録したが、コロンボ役の小池はすでに故人となっており、また共演した声優の多くも物故あるいは引退していたり(「死者の身代金」のレスリー・ウィリアムス役の山東昭子は、2010年現在参議院副議長)、消息・連絡先が不明になるなどしたため、該当する声優が担当していた作品の欠落していた箇所は他の声優が代役を務めた。第11、26、45話は石田版が制作されておりNHK以外での再放映時にはこちらが使用されることが多く、そのうちの第45話のみDVD発売当時に小池版が紛失していた(前述のとおり衛星ハイビジョンの放送で復活)ため石田版が収録されている(石田の記憶に依ればもう1話新吹替版が存在するが、お蔵入りになったとのこと)。なお石田はフジテレビ系の『古畑任三郎』にもゲスト出演しており、コロンボと古畑の夢の共演が実現している。
- 第1、10話は小池による別吹替版が存在した。1話目は日本で初放映されたエピソードだが、現在からするとコロンボのセリフなどに違和感を覚える吹き替えであったので、後に日本テレビで再放送される際に、小池版で再度新たな吹き替え版が制作された。DVDにはこの新版が収録され、最初の吹き替え版は視聴できなくなっている。
第10話はより多くのCMを入れたいという米テレビ局の要望により試験的に90分版と120分版(それぞれCMを含めた時間)が制作され、NHKで放映されたものは90分版を吹き替えたものだった。後に日本テレビが放映したのは120分版で、再度小池で新たな吹き替え版が制作された。DVDに吹き替え付きで収録されているのは120分版のみだが、90分版の作品自体はDVDのVol.5に付けられたボーナス・ディスクに収録されていた(なお吹替音声は未収録、また現行ではボーナス・ディスクは付いていない)。 - テンプレート:要検証範囲。しかし本作では独特なコロンボの台詞のニュアンスを生かした額田やえ子の翻訳(「うちのカミさんがね……」の台詞が知られる)[4]、さらにコロンボのキャラクターと、小池の吹き替えのハマリ具合とも重り、洋画吹き替えにより、作品の魅力を高めることに成功した代表的な例となった。
日本語版制作スタッフ[]
- 演出:左近允洋→壺井正(WOWOW版、ソフト用追加部分は伊達康将)
- 吹替翻訳:飯嶋永昭→額田やえ子→鈴木導(WOWOW版、ソフト用追加部分は岸田恵子)
- 字幕翻訳:岸田恵子、田村幸生
- 制作:グロービジョン(WOWOW版、ソフト用追加部分は東北新社)
テーマ曲[]
- 日本で一般に「刑事コロンボのテーマ」として知られている曲は、『NBCミステリー・ムービー』のテーマ曲である(曲はヘンリー・マンシーニの『Mystery Movie Theme』)[5]。『NBCミステリー・ムービー』は『コロンボ』を含めた4作のTVシリーズを4週間おきに放映した番組。NHKでの放送時にこの曲がオープニングとエンディングで流され、結果的に「刑事コロンボのテーマ」として定着した[6]。実際のコロンボのテーマは『This Old Man』と呼ばれるアメリカの古い歌であり、コロンボが頻繁に口笛を吹いたり口ずさんだりしている。「死者のメッセージ」や新シリーズではピアノを弾く場面もある。
エミー賞受賞歴[]
- 作品賞・ミニシリーズ部門(1974年)
- 主演男優賞・ドラマ部門:ピーター・フォーク(1972年、1976年、1990年)
- 主演男優賞・ミニシリーズ部門:ピーター・フォーク(1975年)
- 助演男優賞・ドラマ部門:パトリック・マクグーハン(1975、1990年)
- 助演女優賞・ドラマ部門:フェイ・ダナウェイ(1994年)
- 脚本賞・ドラマ部門:リチャード・レビンソン、ウィリアム・リンク(1972年)
ミセス・コロンボとの関連[]
シリーズ上で話題に上がるコロンボ夫人は本作には登場しないが別シリーズとして『ミセス・コロンボ』シリーズが制作、放送された。ただし、制作側はミセス・コロンボがコロンボ夫人と同一人物であることを否定している。
サブタイトル&ゲストスター&スタッフ一覧[]
刑事コロンボの犯人も参照のこと。
なおゲストスターは犯人を演じるのが原則であるが、特殊な回については例外もある。
旧シリーズ(アメリカで放送された年:1968年と1971年から1978年まで)[]
放送回 | 初回放送日 | タイトル | ゲストスターの役の職業 | ゲストスター | ゲストスター声優 | 共演 (太字は被害者役) |
監督 | 脚本 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
アメリカ | 日本 | NHK-BS | ||||||||
※ゲストスター声優の()内の人名は完全版における追加キャスト | ||||||||||
単発放送版(1968) | ||||||||||
1 | 1968年2月20日 | 1972年8月27日[7] | 2010年4月9日 | 殺人処方箋 Prescription:Murder |
精神科医 | レイ・フレミング :ジーン・バリー |
若山弦蔵(麦人) NHK版:瑳川哲朗 |
ニナ・フォック キャスリン・ジャスティス ウィリアム・ウィンダム |
リチャード・アーヴィング | リチャード・レヴィンソン &ウィリアム・リンク |
上記の話はシリーズ前に作られた単発作(本来は舞台劇) | ||||||||||
パイロット版(1971) | ||||||||||
2 | 1971年3月1日 | 1973年4月22日 | 2010年4月16日 | 死者の身代金 Ransom for a Dead Man |
女性弁護士 | レスリー・ウィリアムス :リー・グラント |
山東昭子(弥永和子) | ハロルド・グールド パトリシア・マティック ハーラン・ウォード |
リチャード・アーヴィング | ディーン・ハーグローブ |
第1シーズン(1971 - 1972) | ||||||||||
3 | 1971年9月15日 | 1972年11月26日 | 2009年1月3日 | 構想の死角 Murder by the Book |
ミステリー作家 | ケン・フランクリン :ジャック・キャシディ |
田口計 | マーティン・ミルナー ローズマリー・フォーサイス バーバラ・コルビー |
スティーヴン・スピルバーグ | スティーブン・ボチコ |
4 | 1971年10月6日 | 1973年1月21日 | 2009年1月10日 | 指輪の爪あと Death Lends a Hand |
探偵社社長 | ブリマー :ロバート・カルプ |
梅野泰靖 | レイ・ミランド パトリシア・クローリー |
バーナード・L・コワルスキー | レヴィンソン&リンク |
5 | 1971年10月27日 | 1972年9月24日 | 2010年2月27日 | ホリスター将軍のコレクション Dead Weight |
退役軍人 | マーチン・J・ホリスター :エディ・アルバート |
久松保夫 | スザンヌ・プレシェット ケイト・レイド ジョン・カー |
ジャック・スマイト | ジョン・T・デュガン |
6 | 1971年11月17日 | 1972年10月22日 | 2009年9月12日 | 二枚のドガの絵 Suitable for Framing |
美術評論家 | ディル・キングストン :ロス・マーティン |
西沢利明 | キム・ハンター ドン・アメチー |
ハイ・アヴァーバック | ジャクソン・ギリス |
7 | 1971年12月15日 | 1972年12月17日 | 2009年9月26日 | もう一つの鍵 Lady in Waiting |
広告代理店社長の妹 | ベス・チャドウィック :スーザン・クラーク |
小沢紗季子 | レスリー・ニールセン リチャード・アンダーソン ジェシー・ロイス・ランディス |
ノーマン・ロイド | スティーブン・ボチコ |
8 | 1972年1月9日 | 1973年3月18日 | 2009年11月7日 | 死の方程式 Short Fuse |
化学会社専務 | ロジャー・スタンフォード :ロディ・マクドウォール |
野沢那智 | アン・フランシス アイダ・ルピノ ジェームズ・グレゴリー ウィリアム・ウィンダム |
エドワード・M・エイブラムス | ジャクソン・ギリス |
9 | 1972年2月9日 | 1973年2月25日 | 2009年11月14日 | パイルD-3の壁 Blueprint for Murder |
建築家 | エリオット・マーカム :パトリック・オニール |
川辺久造 | フォレスト・タッカー ジャニス・ペイジ パメラ・オースティン |
ピーター・フォーク | スティーブン・ボチコ |
第2シーズン(1972 - 1973) | ||||||||||
10 | 1972年9月17日 | 1973年9月30日 | 2009年10月3日 | 黒のエチュード Etude in Black |
天才指揮者 | アレックス・ベネディクト :ジョン・カサヴェテス |
阪脩 NHK版:長谷川哲夫 |
マーナ・ロイ ブライス・ダナー ジェームズ・オルスン アンジャネット・カマー パット・モリタ |
ニコラス・コラサント | スティーブン・ボチコ |
11 | 1972年10月15日 | 1973年5月27日 | 2010年3月13日 | 悪の温室 The Greenhouse Jungle |
蘭栽培家 | ジャービス・グッドウィン (原語ではグッドランド) :レイ・ミランド |
臼井正明 石田版:小林修 |
ブラッドフォード・ディルマン ボブ・ディシー サンドラ・スミス |
ボリス・セイガル | ジョナサン・ラティマー |
12 | 1972年11月5日 | 1973年6月24日 | 2009年10月31日 | アリバイのダイヤル The Most Crucial Game |
フットボール・チームの ゼネラルマネージャー |
ポール・ハンロン :ロバート・カルプ |
梅野泰靖 | ディーン・ストックウェル ディーン・ジャガー ジェームズ・グレゴリー |
ジェレミー・ケイガン | ジョン・T・デュガン |
13 | 1972年11月26日 | 1973年7月29日 | 2010年4月23日 | ロンドンの傘 Dagger of the Mind |
舞台俳優夫婦 | ニコラス・フレイム リリアン・スタンホープ :リチャード・ベイスハート オナー・ブラックマン |
高橋昌也(稲葉実) 岸田今日子(滝沢久美子) |
ジョン・ウィリアムズ ウィルフリッド・ハイド=ホワイト バーナード・フォックス |
リチャード・クワイン | ジャクソン・ギリス |
14 | 1973年1月21日 | 1973年8月26日 | 2010年2月20日 | 偶像のレクイエム Requiem for a Falling Star |
大女優 | ノーラ・チャンドラー :アン・バクスター |
藤波京子 | メル・ファーラー ケヴィン・マッカーシー イーディス・ヘッド ピッパ・スコット |
リチャード・クワイン | ジャクソン・ギリス |
15 | 1973年2月11日 | 1973年10月28日 | 2009年10月24日 | 溶ける糸 A Stitch in Crime |
心臓外科医 | バリー・メイフィールド :レナード・ニモイ |
天田俊明 | ウィル・ギア アン・フランシス |
ハイ・アヴァーバック | シリル・ヘンドリックス |
16 | 1973年3月4日 | 1973年11月25日 | 2009年12月12日 | 断たれた音 The Most Dangerous Match |
チェスプレイヤー | エメット・クレイトン :ローレンス・ハーヴェイ |
小笠原良知(田原アルノ) | ジャック・クリューシェン ロイド・ボックナー |
エドワード・M・エイブラムス | ジャクソン・ギリス |
17 | 1973年3月25日 | 1973年12月23日 | 2010年4月30日 | 二つの顔 Double Shock |
一卵性双生児 (料理研究家&銀行家) |
デクスター・パリス ノーマン・パリス :マーティン・ランドー |
滝田裕介 | ジャネット・ノーラン ポール・スチュワート ジュリー・ニューマー ティム・オコナー |
ロバート・バトラー | スティーブン・ボチコ ピーター・アラン・フィールズ |
第3シーズン(1973 - 1974) | ||||||||||
18 | 1973年9月23日 | 1974年9月14日 | 2009年12月19日 | 毒のある花 Lovely but Lethal |
化粧品会社社長 | ビベカ・スコット :ヴェラ・マイルズ |
伊藤幸子 | マーティン・シーン ヴィンセント・プライス シアン・バーバラ・アレン |
ヤノット・シュワルツ | ジャクソン・ギリス |
19 | 1973年10月7日 | 1974年6月29日 | 2009年10月10日 | 別れのワイン Any Old Port in a Storm |
ワイン醸造会社経営者 | エイドリアン・カッシーニ :ドナルド・プレザンス |
中村俊一(塚田正昭) | ジュリー・ハリス ゲイリー・コンウェイ ダナ・エルカー |
レオ・ペン | スタンリー・ラルフ・ロス 原案:ラリー・コーエン |
20 | 1973年11月4日 | 1974年8月17日 | 2009年1月24日 | 野望の果て Candidate for Crime |
上院議員候補 | ネルソン・ヘイワード :ジャッキー・クーパー |
中谷一郎(稲葉実) | ケン・スウォフォード ジョアン・リンヴィル テイシャ・スターリング |
ボリス・セイガル | アービング・パールバーグ アルビン・R・フリードマン ローランド・キビー ディーン・ハーグローブ 原案:ラリー・コーエン |
21 | 1973年12月16日 | 1974年8月10日 | 2009年11月28日 | 意識の下の映像 Double Exposure |
心理学者 ・意識研究所所長 |
バート・ケプル :ロバート・カルプ |
梅野泰靖(小島敏彦) | ロバート・ミドルトン チャック・マッキャン ルイーズ・レイサム |
リチャード・クワイン | スティーブン・J・キャネル |
22 | 1974年1月18日 | 1974年12月14日 | 2010年1月16日 | 第三の終章 Publish or Perish |
出版社社長 | ライリー・グリンリーフ :ジャック・キャシディ |
田口計 | ミッキー・スピレイン ジョン・チャンドラー マリエット・ハートレー ジャック・オーブシェン |
ロバート・バトラー | ピーター・S・フィッシャー |
23 | 1974年2月10日 | 1974年8月31日 | 2010年1月9日 | 愛情の計算 Mind Over Mayhem |
シンクタンク所長 | マーシャル・ケイヒル :ホセ・フェラー |
鈴木瑞穂 | リュー・エアーズ ロバート・ウォーカー(Jr) ジェシカ・ウォルター |
アルフ・ケリン | スティーブン・ボチコ ディーン・ハーグローブ ローランド・キビー |
24 | 1974年3月3日 | 1974年9月21日 | 2009年1月31日 | 白鳥の歌 Swan Song |
カントリー歌手 | トミー・ブラウン :ジョニー・キャッシュ |
外山高士(金尾哲夫) | アイダ・ルピノ ジョン・デナー ソレル・ブーク ビル・マッキニー |
ニコラス・コラサント | デビッド・レイフェル |
25 | 1974年5月5日 | 1974年10月5日 | 2009年1月17日 | 権力の墓穴 A Friend in Deed |
警察本部次長 | マーク・ハルプリン :リチャード・カイリー |
北村和夫(筈見純) | ローズマリー・マーフィ マイケル・マクガイヤ ヴァル・アヴェリー |
ベン・ギャザラ | ピーター・S・フィッシャー |
第4シーズン(1974 - 1975) | ||||||||||
26 | 1974年9月15日 | 1975年12月27日 | 2009年2月14日 | 自縛の紐 An Exercise in Fatality |
健康クラブオーナー | マイロ・ジャナス :ロバート・コンラッド |
日下武史 石田版:堀勝之祐 |
グレッチェン・コルベルト フィリップ・ブランズ コリン・ウィルコックス パット・ハリントン |
バーナード・L・コワルスキー | ピーター・S・フィッシャー 原案:ラリー・コーエン |
27 | 1974年10月6日 | 1975年12月20日 | 2009年11月21日 | 逆転の構図 Negative Reaction |
写真家 | ポール・ガレスコ :ディック・ヴァン・ダイク |
新田昌玄(小山武宏) | ドン・ゴードン アントワネット・バウワー ラリー・ストーチ ジョイス・ヴァン・パタン ヴィト・スコッティ |
アルフ・ケリン | ピーター・S・フィッシャー |
28 | 1974年10月27日 | 1976年1月10日 | 2009年2月7日 | 祝砲の挽歌 By Dawn's Early Light |
陸軍幼年学校 (士官学校)校長 |
ライル・C・ラムフォード :パトリック・マクグーハン |
佐野浅夫(中庸介) | トム・シムコックス バール・ドゥベニング マデリン・ソーントン・シャーウッド |
ハーヴェイ・ハート | ハワード・バーク |
29 | 1975年2月9日 | 1976年1月3日 | 2009年1月3日 | 歌声の消えた海 Troubled Waters |
自動車販売会社社長 | ヘイドン・ダンジガー :ロバート・ヴォーン |
西沢利明 | パトリック・マクニー ジェーン・グリア ディーン・ストックウェル バーナード・フォックス |
ベン・ギャザラ | ウィリアム・ドリスキル |
30 | 1975年3月2日 | 1976年12月11日 | 2010年1月23日 | ビデオテープの証言 Playback |
電子工業社長 | ハロルド・ヴァンウィック :オスカー・ウェルナー |
山田吾一 | ジーナ・ローランズ マーサ・スコット パトリシア・パリー |
バーナード・L・コワルスキー | デビッド・P・ルイス ブッカー・T・ブラッドショー |
31 | 1975年4月27日 | 1976年12月18日 | 2010年3月27日 | 5時30分の目撃者 A Deadly State of Mind |
精神科医 | マーク・コリアー :ジョージ・ハミルトン |
小林勝彦 | レスリー・アン・ウォーレン スティーブン・エリオット カレン・マックホン |
ハーヴェイ・ハート | ピーター・S・フィッシャー |
第5シーズン(1975 - 1976) | ||||||||||
32 | 1975年9月14日 | 1977年1月3日 | 2010年5月7日 | 忘れられたスター Forgotten Lady |
往年の大女優 | グレース・ウィラー :ジャネット・リー |
鳳八千代(幸田直子) | ジョン・ペイン サム・ジャフェ モーリス・エバンス |
ハーヴェイ・ハート | ウィリアム・ドリスキル |
33 | 1975年10月12日 | 1976年12月25日 | 2010年2月6日 | ハッサン・サラーの反逆 A Case of Immunity |
外交官 | ハッサン・サラー :ヘクター・エリゾンド |
井上孝雄 | サル・ミネオ ケネス・トビー バリー・ロビンズ アンドレ・ローレンス |
テッド・ポスト | ルー・シャウ |
34 | 1975年11月2日 | 1977年9月24日 | 2010年5月14日 | 仮面の男 Identity Crisis |
国際謀報員 | ネルソン・ブレナー :パトリック・マクグーハン |
佐野浅夫(中庸介) | レスリー・ニールセン デヴィット・ホワイト オーティス・ヤング |
パトリック・マクグーハン | ウィリアム・ドリスキル |
35 | 1976年2月1日 | 1977年10月1日 | 2010年1月30日 | 闘牛士の栄光 A Matter of Honor |
元闘牛士 | ルイス・モントーヤ :リカルド・モンタルバン |
庄司永建(稲葉実) | ペドロ・アルメンダリスJr A・マルティネス ロバート・カリカート |
テッド・ポスト | ブラッド・ラドニッツ |
36 | 1976年2月29日 | 1977年12月31日 | 2010年5月21日 | 魔術師の幻想 Now You See Him |
マジシャン | サンティーニ :ジャック・キャシディ |
田口計 | ロバート・ロッギア ネヘミア・パーソフ ボブ・ディシー |
ハーヴェイ・ハート | マイケル・スローン |
37 | 1976年3月2日 | 1977年10月8日 | 2010年5月28日 | さらば提督 Last Salute to the Commodore |
造船会社社長 | チャーリー・クレイ :ロバート・ヴォーン |
西沢利明 | ダイアン・ベイカー フレッド・ドレイパー ウィルフリッド・ハイド=ホワイト ジョン・デナー デニス・デュガン |
パトリック・マクグーハン | ジャクソン・ギリス |
第6シーズン(1976 - 1977) | ||||||||||
38 | 1976年10月10日 | 1977年12月17日 | 2010年4月2日 | ルーサン警部の犯罪 Fade in to Murder |
刑事ドラマのTVスター | ウォード・ファウラー :ウィリアム・シャトナー |
山城新伍 | ローラ・オルブライト バート・レムゼン |
バーナード・L・コワルスキー | ルー・シャウ ピーター・S・フェイブルマン |
39 | 1976年11月28日 | 1977年12月24日 | 2010年2月13日 | 黄金のバックル Old Fashioned Murder |
美術館館長 | ルース・リットン :ジョイス・ヴァン・パタン |
加藤道子 | セレステ・ホルム ティム・オコナー |
ロバート・ダグラス | ピーター・S・フェイブルマン |
40 | 1977年3月21日 | 1978年5月20日 | 2009年9月19日 | 殺しの序曲 The Bye-Bye Sky High IQ Murder Case |
会計事務所経営者 | オリバー・ブラント :セオドア・ビケル |
田中明夫 | サマンサ・エッガー ソレル・ブーク ケネス・マース |
サム・ワナメイカー | ロバート・マルコム・ヤング |
第7シーズン(1977 - 1978) | ||||||||||
41 | 1977年11月21日 | 1978年4月8日 | 2010年3月6日 | 死者のメッセージ Try and Catch Me |
女流ミステリー作家 | アビゲイル・ミッチェル :ルース・ゴードン |
南美江 | マリエット・ハートレー G・D・スプラッドリン チャールズ・フランク |
ジェームズ・フローリー | ジーン・トンプソン &ポール・タッカホー |
42 | 1978年1月30日 | 1978年5月27日 | 2009年12月5日 | 美食の報酬 Murder Under Glass |
料理評論家 | ポール・ジェラード :ルイ・ジュールダン |
金内吉男(森田順平) | シーラ・ダニーズ マイケル・V・ガッゾ マコ リチャード・ダイサート |
ジョナサン・デミ | ロバート・バン ・スコヤック |
43 | 1978年2月28日 | 1979年1月2日 | 2010年6月4日 | 秒読みの殺人 Make Me a Perfect Murder |
TVプロデューサー | ケイ・フリーストン :トリッシュ・ヴァン・ディヴァー |
寺田路恵 | パトリック・オニール ローレンス・ラッキンビル ジェームズ・マクイーチン |
ジェームズ・フローリー | ロバート・ブリーズ |
44 | 1978年4月15日 | 1979年1月4日 | 2010年3月20日 | 攻撃命令 How to Dial a Murder |
心理学者 | エリック・メイスン :ニコール・ウィリアムソン |
平田昭彦(佐々木勝彦) | パトリシア・オニール キム・キャトラル ジョエル・ファビアニ |
ジェームズ・フローリー | トム・ラザラス |
45 | 1978年5月13日 | 1979年1月3日 | 2010年6月11日 | 策謀の結末 The Conspirators |
詩人&IRA活動家 | ジョー・デヴリン :クライヴ・レヴィル |
家弓家正 NHK版:納谷悟朗 |
ジャネット・ノーラン アルバート・ポールセン L・Q・ジョーンズ |
レオ・ペン | ハワード・バーク |
新シリーズ(アメリカで放送された年:1989年から2003年まで)[]
放送回 | 初回放送日 | タイトル | ゲストスターの役の職業 | ゲストスター | ゲストスター声優 | 共演 (太字は被害者役) |
監督 | 脚本 | |||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
アメリカ | 日本 | NHK-BS | |||||||||
第8シーズン(1989) | |||||||||||
46 | 1989年2月6日 | 1993年5月7日 | 2009年2月21日 | 汚れた超能力 Columbo Goes to the Guillotine |
超能力者 | エリオット・ブレイク :アンソニー・アンドリュース |
野沢那智 | アンソニー・ザーブ カレン・オースティン |
レオ・ペン | ウィリアム・リード・ウッドフィールド | |
47 | 1989年2月27日 | 1993年6月4日 | 2009年2月28日 | 狂ったシナリオ Murder, Smoke and Shadows |
映画監督 | アレックス・ブレディ :フィッシャー・スティーヴンス |
池田秀一 | スティーヴン・ヒル ジェフ・ペリー ナン・マーティン モリー・ヘイガン |
ジェームズ・フローリー | リチャード・アラン・シモンズ | |
48 | 1989年4月3日 | 1993年7月2日 | 2009年3月7日 | 幻の娼婦 Sex and the Married Detective |
セックスカウンセラー | ジョーン・アレンビー :リンゼイ・クローズ |
鈴木弘子 | ステファン・マクト | ジェームズ・フローリー | ジェラルド・リー・ルドウィッツ | |
49 | 1989年5月1日 | 1993年9月17日 | 2009年3月14日 | 迷子の兵隊 Grand deceptions |
軍人&財団幹部 | フランク・ブレイリー :ロバート・フォックスワース |
羽佐間道夫 | スティーブン・エリオット | サム・ワナメイカー | シイ・サルコッツ | |
第9シーズン(1989 - 1990) | |||||||||||
50 | 1989年11月25日 | 1994年11月4日 | 2009年4月25日 | 殺意のキャンバス Murder, a Self-Portrait |
天才画家 | マックス・バーシーニ :パトリック・ボーショー |
森山周一郎 | フィオヌラ・フラナガン シーラ・ダニーズ |
ジム・フローリー | ロバート・シャーマン | |
51 | 1990年1月20日 | 1994年6月17日 | 2009年4月4日 | だまされたコロンボ Columbo Cries Wolf |
写真家 &男性誌出版社共同経営者 |
ショーン・ブライトリー :イアン・ブキャナン |
中尾隆聖 | ディードル・ホール 声:翠準子 |
ダリル・デューク | ウィリアム・リード・ウッドフィールド | |
52 | 1990年2月10日 | 1995年3月17日 | 2009年5月2日 | 完全犯罪の誤算 Agenda for Murder |
弁護士 | オスカー・フィンチ :パトリック・マクグーハン |
久米明 | ルイス・ゾリック アーサー・ヒル |
パトリック・マクグーハン | ジェフリー・ブルーム | |
53 | 1990年3月31日 | 1995年4月14日 | 2009年5月9日 | かみさんよ、安らかに Rest in Peace, Mrs. Columbo |
不動産仲介業者 | ヴィヴィアン・ドミートリー :ヘレン・シェイヴァー |
弥永和子 | イアン・マクシェーン | ヴィンセント・マケヴィティ | ピーター・S・フィッシャー | |
54 | 1990年4月28日 | 1994年12月2日 | 2009年4月18日 | 華麗なる罠[8] Uneasy Lies the Crown |
歯科医 | ウェズリー・コーマン :ジェームズ・リード |
菅生隆之 | ボール・バーク | アラン・J・レヴィ | スティーブン・ボチコ | |
55 | 1990年5月14日 | 1994年10月14日 | 2009年4月11日 | マリブビーチ殺人事件 Murder in Malib |
俳優 | ウェイン・ジェニングス :アンドリュー・スティーヴンス |
大塚芳忠 | ブレンダ・バッカロ ジャネット・マーゴリン |
ウォルター・E・グローマン | ジャクソン・ギリス | |
第10シーズン(1990 - 1991) | |||||||||||
56 | 1990年12月9日 | 1994年5月6日 | 2009年3月21日 | 殺人講義 Columbo Goes to College |
大学生 | ジャスティン・ロウ :スティーヴン・キャフリー クーパー・レッドマン :ゲイリー・ハーシュバーガー |
大塚明夫 山寺宏一 |
ロバート・カルプ | E・W・スワックハマー | ジェフリー・ブルーム | |
57 | 1991年2月20日 | 1995年10月20日 | 2009年5月30日 | 犯罪警報 Caution: Murder Can Be Hazardous to Your Health |
TV司会者 | ウェード・アンダース :ジョージ・ハミルトン |
小林勝彦 | ピーター・ハスケル ベニー・ジェンソン |
ダリル・デューク | ソニア・ウルフ パトリシア・フォード エイプリル・レイネル | |
58 | 1991年4月29日 | 1995年5月12日 | 2009年5月16日 | 影なき殺人者 Columbo and the Murder of a Rock Star |
刑事弁護士 | ヒュー・クライトン :ダブニー・コールマン |
小林清志 | シーラ・ダニーズ リトル・リチャード |
アラン・J・レヴィ | ウィリアム・リード・ウッドフィールド | |
第11シーズン(1991 - 1992) | |||||||||||
59 | 1991年12月15日 | 1993年5月7日 | 2009年5月23日 | 大当たりの死 Death Hits the Jackpot |
宝石商 | レオン・ラマー :リップ・トーン |
阪脩 | ゲイリー・クローガー ベッツィ・パルマー |
ヴィンセント・マケヴィティ | ジェフリー・ブルーム | |
60 | 1992年3月15日 | 1997年4月4日 | 2009年6月6日 | 初夜に消えた花嫁 No Time to Die |
(特殊な回であるため、犯人の記載なし) | ジョアンナ・ゴーイング 声:佐々木優子 トーマス・S・キャラブロ 声:大塚芳忠 ジュリエット・ミルズ ドナルド・モファット |
アラン・J・レヴィ | ロバート・バン・スコヤック | |||
第12シーズン(1992) | |||||||||||
61 | 1992年1月22日 | 1997年10月3日 | 2009年6月13日 | 死者のギャンブル A Bird in the Hand... |
ギャンブラー | ハロルド・マッケイン :グレッグ・エビガン |
大塚明夫 | タイン・デイリー 声:弥永和子 スティーブ・フォレスト |
ヴィンセント・マケヴィティ | ジャクソン・ギリス | |
第13シーズン(1993 - 1994) | |||||||||||
62 | 1993年10月31日 | 1999年5月7日 | 2009年6月20日 | 恋におちたコロンボ It's All In The Game |
富豪 | ローレン・ステイトン :フェイ・ダナウェイ |
高畑淳子 | クローディア・クリスチャン アルマンド・プッチ |
ヴィンセント・マケヴィティ | ピーター・フォーク | |
63 | 1994年1月10日 | 1998年10月16日 | 2009年6月27日 | 4時02分の銃声 Butterfly In Shades Of Grey |
ラジオパーソナリティ &政治アナリスト |
フィールディング・チェイス :ウィリアム・シャトナー |
矢島正明 | モリー・ヘイガン ジャック・ローファー |
デニス・デューガン | ピーター・S・フィッシャー | |
64 | 1994年5月2日 | 1999年11月12日 | 2009年7月11日 | 死を呼ぶジグソー Undercover |
(特殊な回であるため、犯人の記載なし) | エド・ベグリー・Jr 声:納谷六朗 タイン・デイリー バート・ヤング シーラ・ダニーズ ハリソン・ペイジ |
ヴィンセント・マクヴィティ | ゲーリー・デイ 原作:エド・マクベイン | |||
スペシャル番組(1995 - 2003) | |||||||||||
65 | 1995年5月8日 | 2000年3月31日 | 2009年7月18日 | 奇妙な助っ人 Strange Bedfellows |
牧場主 | グラハム・マクヴェイ :ジョージ・ウェント |
樋浦勉 | ロッド・スタイガー | ヴィンセント・マケヴィティ | ローレンス・ヴァイル | |
66 | 1997年5月15日 | 2001年4月13日 | 2009年7月25日 | 殺意の斬れ味 A Trace of Murder |
検視捜査官 | パトリック・キンズレー :デヴィッド・ラッシュ |
船越英一郎 | シーラ・ダニーズ バリー・コービン レイ・バーク |
ヴィンセント・マケヴィティ | チャールス・キッズ | |
67 | 1998年10月8日 | 1999年9月23日 | 2009年8月8日 | 復讐を抱いて眠れ Ashes to Ashes |
葬儀屋 | エリック・プリンス :パトリック・マクグーハン |
有川博 WOWOW版:山野史人 |
サリー・ケラーマン ルー・マクラナハン エディ・マクラーグ |
パトリック・マクグーハン | ジェフリー・ハッチャー | |
68 | 2000年5月12日 | 2001年7月8日 | 2009年8月15日 | 奪われた旋律 Murder With Too Many Notes |
映画音楽作曲家 | フィンドレー・クロフォード :ビリー・コノリー |
佐々木勝彦 WOWOW版:堀勝之佑 |
チャールズ・シオッフィ チャド・ウィレット |
パトリック・マクグーハン | ジェフリー・ケーヴァ パトリック・マクグーハン | |
69 | 2003年5月2日 | 2004年2月7日 | 2009年9月5日 | 殺意のナイトクラブ 虚飾のオープニング・ナイト Columbo Like the Nightlife |
ライブプロモーター | ジャスティン・プライス :マシュー・リス ヴァネッサ・ファロー :ジェニファー・スカイ |
WOWOW版: 佐久田修 斉藤恵理 |
ダグラス・ロバーツ | ジェフリー・ライナー | マイケル・アレイモ |
小説版[]
小説版については放映された番組から独自に書き起こしたもの、脚本から小説化したものなど形態は多々存在する。そのためストーリーやトリックなどに相違点がある場合がある。著者ウィリアム・リンクとリチャード・レビンソンとして訳者名が記載されていてもそれは訳者(を名乗る者)による日本独自のノベライゼーションであり、リンクとレビンソンはプロデューサーとして名を出しているに過ぎない。
- 竹書房文庫
二見書房より新書版で発行されたものの復刻版。新書版は「愛情の計算」を除く旧シリーズ44話に加えオリジナル小説が出版されていた。
- 刑事コロンボ 殺人処方箋/Prescriotipn:Murder 著者:W・リンク/R・レビンソン 訳者:石上三登志 2006年11月30日発行 ISBN 9784812425244
- 刑事コロンボ 死者の身代金/Ransom For A Dead Man 著者:W・リンク/R・レビンソン 訳者:三谷茉沙夫 2007年1月26日発行 ISBN 9784812425251
- 刑事コロンボ 構想の死角/Murder By The Book 著者:スティーヴン・ボチコ 訳者:石上三登志 2007年3月30日発行 ISBN 9784812425558
- 刑事コロンボ 指輪の爪あと/Death Lends A Hand 著者:W・リンク/R・レビンソン 訳者:喜多村寿信 2007年5月25日発行 ISBN 9784812425565
- 二見書房文庫
- 悪の温室/The Greenhouse Jungle 著者:W・リンク/R・レビンソン 訳者:野村光由 1990年7月25日発行 ISBN 9784576900704
- ロンドンの傘/Dagger Of The Mind 著者:W・リンク/R・レビンソン 訳者:飯嶋永昭 1994年5月25日発行 ISBN 9784576940632
- 二つの顔/Double Shock 著者:W・リンク/R・レビンソン 訳者:野村光由 1990年10月25日発行 ISBN 9784576901060
- 第三の終章/Publish Or Perish 著者:W・リンク/R・レビンソン 訳者:野村光由 1989年7月25日発行 ISBN 9784576890883
- 権力の墓穴/A Frined In Deed 著者:W・リンク/R・レビンソン 訳者:野村光由 1989年3月30日発行 ISBN 9784576890340
- 自縛の紐/An Exercise In Fatality 著者:W・リンク/R・レビンソン 訳者:飯嶋永昭 1988年8月25日発行 ISBN 9784576880914
- 死のポートレート/Negative Raction 著者:W・リンク/R・レビンソン 訳者:飯嶋永昭 1994年10月25日発行 ISBN 9784576941387
- 5時30分の目撃者/A Deadly State Of Mind 著者:W・リンク/R・レビンソン 訳者:野村光由 1992年11月25日発行 ISBN 9784576921501
- 忘れられた女/Forgotten Lady 著者:W・リンク/R・レビンソン 訳者:野村光由 1988年7月30日発行 ISBN 9784576880723
- 仮面の男/Identity Crisis 著者:W・リンク/R・レビンソン 訳者:三谷茉沙夫 1989年1月25日発行 ISBN 9784576881614
- さらば提督/Last Salute To The Commodore 著者:W・リンク/R・レビンソン 訳者:野村光由 1988年12月25日発行 ISBN 9784576881447
- 懐かしき殺意/Old Fashoned Murder 著者:W・リンク/R・レビンソン 訳者:谷崎晃一 1990年1月25日発行 ISBN 9784576891859
- 殺しの序曲/The Bye-Bye Sky High I.Q. Murder Case 著者:W・リンク/R・レビンソン 訳者:円谷夏樹 2000年3月31日発行 ISBN 9784576005461
- 死者のメッセージ/Try And Catch Me 著者:W・リンク/R・レビンソン 訳者:野村光由 1988年10月25日発行 ISBN 9784576881119
- 秒読みの殺人/Make Me A Perfect Murder 著者:W・リンク/R・レビンソン 訳者:小鷹信光 1991年1月25日発行 ISBN 9784576901565
- 策謀の結末 & 美食の報酬/The Conspirators & Murder Under Glass 著者:W・リンク/R・レビンソン 訳者:河原畑寧 1993年12月25日発行 ISBN 9784576931654
- 殺しのマジック/Columbo Goes To The Guillotine 著者:W・リンク/R・レビンソン 訳者:大久保寛 1991年4月23日発行 ISBN 9784576910574
- 狂ったシナリオ/Murder, Smoke And Shadows 著者:W・リンク/R・レビンソン 訳者:河原畑寧 1991年10月23日発行 ISBN 9784576911304
- 夜の仮装/Sex And The Married Detective 著者:W・リンク/R・レビンソン 訳者:谷崎晃一 1993年3月30日発行 ISBN 9784576930459
- 死の記念日/Grand Deceptions 著者:W・リンク/R・レビンソン 訳者:白石朗 1991年8月26日発行 ISBN 9784576910802
- 影のアトリエ/Murder, A Self Portrait 著者:W・リンク/R・レビンソン 訳者:北沢遙子 1992年6月29日発行 ISBN 9784576920986
- 消える女/Columbo Cries Wolf 著者:W・リンク/R・レビンソン 訳者:大崎航治 1992年3月24日発行 ISBN 9784576920221
- カリブ海殺人事件(旧題「謀殺のカルテ」映像版「華麗なる罠」)/Uneasy Lies The Crown 著者:スティーブン・ボチコ 訳者:野村光由 1988年6月25日発行 ISBN 9784576920221
- 没シナリオとして小説版が出版された後、新シリーズで映像化。
- 殺人ゲーム/Columbo Goes To College 著者:W・リンク/R・レビンソン 訳者:小林恵・奥裕 1994年11月24日発行 ISBN 9784576941844
- 最期の一服/Smokescreen 著者:W・リンク/R・レビンソン 訳者:小鷹信光 1995年10月25日発行 ISBN 9784812425251
- 探偵の条件/Columbo And The Muder Of A Rock Star 著者:W・リンク/R・レビンソン 訳者:小鷹信光 1997年6月26日発行 ISBN 9784576970783
- 大当たりの死/Death Hits The Jackpot 著者:W・リンク/R・レビンソン 訳者:朝松健 1994年2月14日発行 ISBN 9784576940274
- 死者のギャンブル/A Bird In The Hand... 著者:W・リンク/R・レビンソン 訳者:谷崎晃一 1996年3月25日発行 ISBN 9784812425251
- 奇妙な棺/It's All In The Game 著者:W・リンク/R・レビンソン 訳者:北沢遙子 1997年4月2日発行 ISBN 9784576970370
- 危険な声/Butterfly In Shades Of Grey 著者:W・リンク/R・レビンソン 訳者:松尾未来 1995年3月24日発行 ISBN 9784576950525
- 幻のダービー馬/Strange Bedfellows 著者:W・リンク/R・レビンソン 訳者:小鷹信光 1996年10月25日発行 ISBN 9784576961439
- 二つめの死体/A Trace Of Murder 著者:W・リンク/R・レビンソン 訳者:小鷹信光 1997年12月10日発行 ISBN 9784576971902
- 死の引受人/Ashes To Ashes 著者:W・リンク/R・レビンソン 訳者:大倉崇裕 2000年9月27日発行 ISBN 9784576006635
小説のみの作品[]
全て二見書房文庫。「殺人依頼」のみハードカバー。
- オリジナル小説邦訳版
- 13秒の罠/THE DEAN'S DEATH 著者:アルフレッド・ローレンス 訳者:三谷茉沙夫 1988年4月25日発行 ISBN 9784576880266
- 硝子の塔/THW SECRET BLUEPRINT 著者:スタンリー・アレン 訳者:大妻裕一 2001年7月23日発行 ISBN 9784576010625
- 血文字の罠/THE HELTER SKELTER MURDERS 著者:W・リンク/R・レビンソン/ウイリアム・ハリントン 訳者:谷崎晃一 1999年12月9日発行 ISBN 9784576992075
- 人形の密室(1975年発行の「死のクリスマス」改題・改訳版)/ORIGINAL "COLUMBO" 著者:アルフレッド・ローレンス 訳者:小鷹信光 2001年2月28日発行 ISBN 9784576007595
- 没シナリオ・シノプシスの小説化作品
- 歌う死体/THE LAST OF THE REDCOATS 著者:W・リンク/R・レビンソン 訳者:北沢遙子 1995年3月24日発行 ISBN 9784576950525
- 殺人依頼/COLUMBO Match Play For Murder 著者:W・リンク/R・レビンソン 訳者:小鷹信光 1999年6月2日発行 ISBN 9784576991092
- サーカス殺人事件/ROAR OF THE CROWD 著者:W・リンク/R・レビンソン 訳者:小鷹信光 2003年3月24日発行 ISBN 9784576022284
脚注[]
テンプレート:脚注ヘルプ
- ↑ 『私が愛した"刑事コロンボ"』NHK衛星第2テレビジョン脚本家ウィリアム・リンクインタビューより
- ↑ 小池朝雄吹き替え版 失われた最終話発見 - 読売新聞 2010年5月28日
- ↑ ただし当初放映で存在していた部分であるのにもかかわらず、現行版では別の声優に替わっている部分も観察される。原版の痛みに起因するとも考えられるが、真の理由は不明。
- ↑ 額田やえ子 「カミさんの由来」『アテレコあれこれ ―テレビ映画翻訳の世界』 中央公論社〈中公文庫〉、1989年2月10日(原著1979年9月)、26-30頁。ISBN 4-12-201588-X。動物文学者のテンプレート:要出典範囲が日ごろ口にしていた「カミさん」に着想を得たものという。
- ↑ 但し、実際にNBCでの放送に使用されたバージョンと現在CD等に入っているバージョンとはアレンジ等が異なる。
- ↑ なお、他のシリーズが映画枠で放送される場合にNBCで放送された当時のフィルムを使用した為にこのテーマが少しだけ流れる場合もあった。
- ↑ UHFチャンネルにて。NHK総合では1972年12月31日に放送。
- ↑ 「華麗なる罠」の小説版タイトルは「カリブ海殺人事件」
参考文献[]
- 『刑事コロンボの秘密』 マーク・ダヴィッドジアク/岩井田雅行・あずまゆか訳、風雅書房 1995年
- 『刑事コロンボ レインコートの中のすべて』 角川書店、1999年:上記の改訂版 ISBN 404790001X
- 『別冊宝島 刑事コロンボ完全捜査記録』 町田暁雄監修、宝島社、2006年 ISBN 4796639276
- 『刑事コロンボ完全捜査記録』 宝島社文庫、2008年:上記の改訂版 ISBN 4796653813
関連項目[]
- ミステリー
- 古畑任三郎
- プジョー
- 小池朝雄
- 石田太郎
- 竹村岩男(内田康夫の小説の登場人物。「信濃のコロンボ」と呼ばれている)
- 加賀恭一郎シリーズ(加賀恭一郎は東野圭吾の小説の登場人物。「和製コロンボ」〈コミック内〉と呼ばれている)
- 刑事コロンボの犯人
- ちびまる子ちゃん(作中で「別れのワイン」を最後まで見られなかったまる子が、丸尾君に結末を教えてもらうシーンがある)
- 刑事ヨロシク(第9話サブタイトル「刑事コロンダ」は本作をもじっている)
- カックラキン大放送(「刑事ゴロンボ」-野口五郎が刑事役をつとめた)
- スネークマンショー(「刑事コロンダ」というコントがある)
外部リンク[]
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