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テンプレート:ドラマ新・赤かぶ検事奮戦記』(しん・あかかぶけんじふんせんき)は、テレビ朝日系列で放送されている『土曜ワイド劇場』枠で、1994年から2005年まで放送されていたドラマシリーズ。朝日放送ABCテレビ)と松竹(京都映画撮影所、現・株式会社松竹京都撮影所)の制作。

概要 編集

司法試験を受験したのではなく、検察事務官から叩き上げで検事になった検事・柊茂の活躍を描く。

原作者は司法試験をクリアし、弁護士資格を持っている和久峻三

フランキー堺主演の旧シリーズにはなかったナレーションに乾浩明を起用し、乾独特の語り口がドラマを引き立てている。また、原点回帰の観点から、原作には登場していたが旧シリーズには登場しなかった、赤かぶ検事夫妻の二人の息子(葉子の弟)も、このシリーズでは登場している[1]

シリーズを通して、原作初期の舞台である飛騨高山のみが舞台であるが、近年の原作のレギュラーキャラである溝口警部と行天遼子警部補が登場している(ただし、行天警部補は14-16作までの3作のみの登場)。

旧シリーズが一時間枠でテンポ良く進むのに対して、今シリーズは良くも悪くも2時間サスペンスのお約束ごとをことごとく踏襲(温泉観光地でのロケ、犯行の手口が社会的影響に対してあたりさわりのなさ、最後は法廷シーンがあるものの、その前に、崖において犯人自らの告白で、事件のトリックを明かしてしまうなど)しているため、かなり趣が異なる。同じく、和久独特のプロットも回数を重ねるにつれてお粗末な物になってしまっており、旧作からのファンを落胆させた。

音楽については新規制作分もあるものの渡辺岳夫による旧シリーズの音楽も使われており、冒頭に流れるテーマソングも一貫して旧シリーズのものである[2]

公式な終了アナウンスはないものの、2007年に同じく橋爪主演・松竹制作による「土曜ワイド-」の新シリーズ『天才刑事・野呂盆六』がスタートしたことや、2009年にTBSの「月曜ゴールデン」にて中村梅雀主演による「赤かぶ-」の新作が放送された(制作は同じく松竹・京都撮影所)ことから、「新・赤かぶ」シリーズは事実上完結となった。

2011年現在、ABCでは平日午後の2時間サスペンス枠で再放送している(制作順では無い)が、視聴者には突発的に編成されるのでいつまで続くかは未定である。

登場人物 編集

岐阜地方検察庁高山支部の検事。名古屋出身。司法試験をクリアしたエリート検事ではなく、検察事務官を経て検事資格を与えられた、たたき上げの検事。飛騨高山の赤かぶ漬が大好物で、それが朝食に出なければ生きた心地がしないほど。普段から名古屋弁を使っているので取調べのときにも、刑事裁判の時にも名古屋弁をまくし立てる。しかし、上司と話す時は、標準語を話す。法廷では弁護士と対決しつつも、自暴自棄になったり自分勝手な証言をする被告人にたびたび説教する。求刑の際には‘罪を憎んで人を憎まず’で、裁判官に積極的に被告人の情状酌量を求めるなど、情に厚いところがある。
柊検事の妻。夫である柊検事を立てつつも、上手い名古屋弁で言うべきことはしっかりと言う。原作では痩せぎすの柊と対比して「太っていること」が強調して書かれており「鬼瓦のような顔」と書かれている作品もある。
柊検事の長女。司法修習生から弁護士。高田万由子が演じていた時代は弁護士という設定で、検事である父親と法廷で直接対決することが何度かあった。ちなみに原作では法学部に進学して司法試験を目指した際、父である柊茂は当然検事志望だと期待していたが弁護士志望と聞いて愕然とした。
柊検事の補佐役。真面目一本な性格。
岐阜県警察・高山警察署の刑事。
  • 岡田警部谷村昌彦(第1作-第7作、第9作-第11作)
高山署の刑事。原作ではレギュラーキャラクターで、榊田警部補の上司。
高山署の刑事。原作ではレギュラーキャラクターで、行天遼子警部補の上司。
  • 行天遼子警部補中島史恵(第14作-第16作)
高山署の刑事。原作では松本時代のレギュラーキャラクターで、柊に非常に協力的で、柊の妻・春子とも親しく、夫・行天珍男子(うずまろ)とともに柊と家族ぐるみの付き合いをしているが、ドラマでは柊に食ってかかることが多い。夫はドラマ未登場で妻と同じく警察官だが階級は1階級下の巡査部長。
  • 米田警部秋野太作(第8作、第11作-第13作)
高山署の刑事。
柊検事の長男。
柊検事の次男。
弁護士。原作では高山市に事務所を構える唯一の弁護士とされている。父親が僧侶なのでこのような名前になったという記述もある。

サブタイトル・放送年月日 編集

話数放送日サブタイトル原作脚本監督ゲスト出演者
1 1994年12月17日 飛騨小糸坂の白骨・秘湯から消えた女と高山カラクリ人形の謎 「被告人、名無しの権兵衛」所収
「小糸坂の白骨」
篠崎好 杉村六郎 石井愃一、山内としお、三野友華子、根本りつ子、平野稔、波田久夫、新屋英子、喜多村英三、中嶋俊一、松尾勝人、加藤正記、藤吉美加、内田藍子、濱島愛、秋谷希、守屋安幸、大出俊、姿晴香
2 1995年10月21日 呪いの紙草履・越中八尾・おわら風の盆の謎 飛騨高山~白骨温泉 「呪いの紙草履」 保利吉紀 岡屋龍一 吉田良全、冴島奈緒、ひろみどり、山内としお、藤谷純、河本忠夫、小森創介、増田恵子、岩田直二、新屋英子、波田久夫、芝本正、藤田千代美、朝比奈潔子、金子珠美、大石昭弘、久保正行、福山龍次、平井靖、三谷昇
3 1996年9月21日 夢追い地蔵殺人事件・龍神温泉の美女と古銭の秘密・父娘が法廷初対決! 「疑わしきは罰せよ」所収
「古銭はもの言わぬ証人」
伊原幸司、池田勝志、眞継玉青、西川のりお、大場久美子、喜多村英三、山口京子、川上哲、丸尾好広、浅田祐二、吉野綾、織田夏芽、上田育子、嘉数祐奈、下江真理、大木晤郎、新屋英子、鹿内孝、有川博
4 1997年4月12日 飛騨路を火魔が走る!・墓の赤印は殺人予告 「疑わしきは罰せよ」所収
「火魔走る」
大野武雄 池田勝志、宝城清子、織田なつめ、三角八朗、高峰圭二、川上麻衣子、福井裕子、鈴木一功、武井三二、藤原ひろみ、松尾勝人、東田達夫、加藤正記、亀田真美、真田賢一、辻中浩一、中島崇博、富士谷隆、不破健介、小林昌子、石原久、山本郁子、林道子、伊藤きらら、住吉人、酒井明美、喜多村英三、楠年明、佐藤恵利、本田博太郎
5 1997年7月19日 飛騨古川からくり殺人!・ヒスイ海岸と遺言状の謎 高山露天風呂~越中天然洞窟湯 「飛騨高山からくり人形殺人事件」 保利吉紀 宝城清子、権平華子、片岡静香、高野茂、原哲男、佐藤直子、美角優介、荒木優騎、住吉人、亀井賢二、平井靖、石原久、小野幸一、吉岡ちひろ、朝日完記、楠年明、勝部演之、赤座美代子
6 1998年4月11日 北アルプス安房峠美女殺人事件・白骨温泉『泡の湯』に残された花と高山蝶の謎 「殺人許可します」所収
「鬼ころし」
大野武雄 朝日完記、安田博美、沼田爆、藤吉久美子、岡田翔太、楠年明、谷口高史、池田勝志、荒木優騎、新海なつ、金子珠美、小林郁洋、住吉人、小日向真紀子、小枝りす、海野けい子、立川三貴
7 1998年10月10日 氷見線雨晴海岸から消えた女・カタツムリが見た飛騨9億円遺産相続殺人 「被告人、名無しの権兵衛」所収
「蝸牛庵の遺産」
吉田剛 林泰文、石田登星、島村晶子、園英子、金子珠美、西名摩耶、松原美保、小野幸一、横塚和子、中村久美、住吉人、守屋安幸、茶山千恵子、高田大、村井純子、楠年明、玉生司朗、レツゴー正児、三谷昇
8 1999年1月16日 飛騨白川郷映画ロケ殺人事件・スター夫婦の醜い争いが惨劇を招く 「飛騨白川郷メルヘン街道殺人事件」 保利吉紀 木下浩之、江口尚、高橋美穂、西田良、安田博美、ひろみどり、住吉人、荒木優騎、丹波義隆、東田達夫、松尾勝人、加藤正記、池田勝志、宮尻佳子、福山龍次、坂本ともみ、磯弟介、楠年明、田中弘史、山内としお、高瀬春奈
9 1999年7月10日 郡上八幡盆踊り完全犯罪殺人・秘湯!濁河温泉で密会したカップルの謎 「紅葉の下に猫がいる」所収
「悪女の手ざわり」
大野武雄 丸岡奨詞、西凛太朗、濱田万葉、野際陽子、三田村賢二、安田博美、小林泉、五木元、川崎あかね、松原美穂、芦田由夏、荒木優騎、和田かつら、大石昭弘、中西勇太、下祢秀平、海道亮平、分林裕喜、真木勝宏、住昌之、今井康貴、近微二行三、寿綾乃、楠年明、松本留美
10 2000年1月15日 黒ユリは殺しのメッセージ・飛騨路美女連続殺人、ヒスイ海岸-糸魚川 「黒ゆりは殺しのメッセージ」 保利吉紀 三角八朗、荒木優騎、塚本加成子、園英子、福岡哲也、森下桂子、谷口高史、水島かおり、東田達夫、加藤正記、野崎やえこ、竹谷貢、住吉人、楠年明、梅津栄
11 2000年7月15日 紫式部があやつる連続殺人・下呂~高山~新平潟 飛騨の人形に秘められた女の運命はいかに!! 「京人形の館殺人事件」 大野武雄 村上聡美、水橋研二、頭師佳孝、内田藍子、松尾勝人、平井靖、加藤正記、東田達夫、渋谷琴乃、西田健、松浦妙子、奥内博紀、赤坂麻紀、小笠原ひかる、洞奥一郎、荒木優騎、楠年明、根岸季衣、内藤武敏
12 2001年7月14日 被告人は二度殺される・乗鞍~高山~名古屋殺人ライン 白い死体の謎! 「呪いの紙草履」所収
「残酷な高原の朝」
吉田剛 中島宏海、南條豊、亀井賢二、白川明彦、荒木優騎、丸子礼二、藤岡広子、外山文孝、住吉人、安村和之、廣田行生、楠年明、河原崎建三、吉沢京子
13 2002年2月23日 氷見~高山ブリ街道連続殺人!・赤かぶ浮気がバレて家を出る 「楊貴妃の亡霊」 土屋保文 楠年明、田畑猛雄、小林滋央、湯口和明、大場順、小松千春、松岡由美、川俣しのぶ、芝本正、朝比奈潔子、平井靖、池戸陽平、百瀬優子、住吉人、荒木優騎、沼田爆、杉田かおる、長内美那子
14 2002年10月19日 愛と憎しみのダブル誘拐殺人事件・飛騨高山~ヒスイ海岸を巡る欲望の渦 「法廷殺人の証人」 坂田雅彦、河本タダオ、楠年明、紅萬子、大路恵美、倉益瑠我(子役)、山元はとみ、小川隆市、鍋島浩、川崎あかね、平井靖、杉山陽子、前川恵美子、中島多朗、吉良浩一、住吉人、あいはら友子、石丸謙二郎
15 2003年12月6日 飛騨古川祭り・起こし太鼓は涙に霞む、名門旧家入り婿殺人事件 稲葉一広 宇津宮雅代、中谷彰宏、片岡静香、魚見海斗(子役)、三田村賢二、松岡由美、井出らっきょ、荒木優騎、芦田昌太郎、楠年明、亀井賢二、立川貴博、有森也実、久保田磨希、鈴川法子、杉山ようこ、加藤正記、仲野毅、大石昭弘、住悦子、勝部演之、河原崎建三
16 2004年10月16日 飛騨高山~能登和倉、喪服の似合う人妻の秘密 櫻井武晴 佐川満男、春やすこ、吉沢眞人、楠年明、京晋佑、細川ふみえ、池田勝志、園英子、足立悠美加、佐藤里香、野崎八重子、栂尾賢司、佳吉人、輪島大士、織本順吉
17 2005年8月13日 飛騨高山~京都~黒部、死体なき殺人!・内部告発者の妻は危険な香り 「京都先斗町殺人事件」 年明、吉見一豊、唐沢民賢、大村波彦、山崎華奈、魏涼子、田中実、結城市朗、井上ユカリ、田中祥平、藤原ひろみ、大林菜穂子、渋谷めぐみ、川崎あかね、平井靖、炭釜基孝、乃一裕、木村秀吉、金子珠美、野口晃秀、伴真理子、住吉人、沼田爆、小林綾子

スタッフ 編集

関連項目 編集

脚注 編集

  1. なお、原作では下関への転勤の際、春子の妹夫婦と同居することとなったため、それ以後出番は全くない。
  2. ただし3作目よりアレンジが変更されている。

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