テンプレート:ドラマ 『月曜ミステリー劇場』(げつようミステリーげきじょう)は、TBS系列で2001年4月から2006年3月までの毎週月曜日21:00 - 22:54 に放送されていた長時間ドラマ番組である。 通称:月ミス。
歴史[]
元々、これ以前にもTBSではサスペンス路線の番組を1982年4月から放送していた。
- 最初は1982年4月 - 1984年9月まで放送した毎週土曜日21:02 - 22:54の「ザ・サスペンス」。
- 1984年10月 - 1985年3月まで毎週水曜日21:02 - 22:23放送の「恋はミステリー劇場」。
- 1985年4月 - 1987年9月まで毎週水曜日21:02 - 22:54放送の「水曜ドラマスペシャル」(1986年3月までは- 22:23までの放送)。
- 1987年10月の報道枠設置で半年間のインターバルを挟んで1988年4月 - 1989年9月までの「土曜ドラマスペシャル」。
そして、この月曜日の枠は以前から月曜ロードショーという映画(主として海外洋画)の枠を編成していたが、1987年10月から22:00 - 22:54に報道枠を設けたため、一旦21:00 - 21:54の枠で連続ドラマを放送していた。
その後1989年9月で報道枠が23:00からに移動したのに伴って、「月曜ドラマスペシャル」として2時間枠のドラマをスタートさせた。形式的には「土曜ドラマスペシャル」を事実上系譜した形でのスタートとなり、2001年4月から現在のタイトルに変更された。
日本で放送されているドラマ番組の中では唯一提供クレジットの前半・後半パート入れ替えのアナウンスはない(この流れは1999年4月以後の「月曜ドラマスペシャル」からの引継ぎ)(2006年4月以降はテレビ朝日系列の木曜ミステリーも同様だが、こちらは本編中に入れ替えの提供クレジット出している。但し、一部地域の時差ネットや再放送の場合は除く)が15秒程度のあらすじの部分のみに入っていて、本編中には表示されない。これは後番組の「月曜ゴールデン」でも続いている(番組開始、終了時にはアナウンスがあり、地上波の再放送やBS-TBSの放送では提供クレジット表示なしで前半・後半パート入れ替え時のあらすじ部分がそのまま放送される。TBSチャンネルでは前半・後半パート入れ替え時のあらすじ部分はCMも含めてカットされている。)。但し、年1、2回程度1社単独提供(途中入れ替えなし)のスペシャルドラマが放送されることがある。
オープニングは番組タイトルが水中に沈んでいく映像が使われており、番組タイトルとして終了した現在でも地上波・衛星波の再放送でも当時のBGMとともに見ることができる(当初は4:3SD収録だったが、後に16:9HD収録も行なわれた。)。そのため再放送も「月曜ミステリー劇場」のタイトルのままで放送される(後番組の「月曜ゴールデン」の再放送も同様)。
なお、宮崎県では宮崎放送(MRT)がこの番組を同時ネット放送している裏で、クロスネット局のテレビ宮崎がテレビ朝日系列の「土曜ワイド劇場」を2日遅れで時差放送する「月曜ワイド劇場」を行っていることから、サスペンス番組で視聴率争いを繰り広げているほどである(2006年4月以降はサスペンス枠は月1、2回程度となるため、サスペンス番組同士の競合は少なくなっている)。
秋田県ではフジテレビ系列の秋田テレビが、約1ヵ月遅れで『日曜ワイド劇場』として日曜午後1時に放送していたが、2005年4月から「ウチくる!?」が10分延長放送されるようになり、また3時から放送している「スーパー競馬」のリアルタイム放送を考え、1時10分からCMを削る形で時差ネットをしている。
ちなみに、土曜日22:00-23:54の枠はサスペンスを排除し、「ドラマ23」(報道枠設置に伴い23:00-23:28に放送された帯ドラマシリーズ)を継承した「ドラマチック22」がその後1989年10月-1991年3月に放映されたが、「ブロードキャスター」のスタートにより廃枠となった。
また、2006年4月以降はミステリー・サスペンスに捉われない多ジャンルの2時間ドラマ(結局最終的にはほぼミステリー・サスペンスものに落ち着く)と映画を交互に放送する「月曜ゴールデン」に衣替えし、「月ミス」としては同年3月20日放送分で幕を下ろした。
シリーズ[]
- 西村京太郎サスペンス(原作:西村京太郎)
- 早乙女千春の添乗報告書(第11作-第17作) - 主演:名取裕子、製作:ホリプロ
- 浅見光彦シリーズ(第16作-第21作) - 原作:内田康夫、主演:沢村一樹、製作:テレパック
- 山村美紗サスペンス(原作:山村美紗)
- ホステス探偵危機一髪(第3作-第6作) - 主演:水野真紀、製作:ドリマックス・テレビジョン、オーバー・ゼロ
- 弁護士迫まり子の遺言作成ファイル(第4作-第5作) - 主演:斉藤慶子、製作:PDS
- カードGメン・小早川茜(第3作-第8作) - 主演:片平なぎさ
- 万引きGメン・二階堂雪(第6作-第13作) - 主演 : 木の実ナナ、製作 : ネクスト・プロデュース
- 税務調査官・窓際太郎の事件簿(第7作-第13作) - 主演:小林稔侍、製作:Joker
- 森村誠一サスペンス(原作:森村誠一)
- 棟居刑事シリーズ(全4作) - 主演:中村雅俊
- 森村誠一サスペンスシリーズ(第1作-第5作) - 主演:根津甚八⇒三浦友和
- 夏樹静子サスペンス(原作:夏樹静子)
- 弁護士 朝吹里矢子(全4作) - 主演:南果歩
- 示談交渉人甚内たま子裏ファイル(第1作-第4作) - 原作:柳原三佳・浦野道行、主演:渡辺えり子、製作:Joker
- 横山秀夫サスペンス(原作:横山秀夫)
- 弁護士高見沢響子 (第4作-第7作) - 主演 : 市原悦子 製作 : TBS、東阪企画
- おばさん会長・紫の犯罪清掃日記!ゴミは殺しを知っている(第2作-第6作) - 主演:中村玉緒・さとう珠緒、製作:ファインエンターテイメント
- 上条麗子の事件推理(第1作-第4作) - 主演:眞野あずさ、製作:TSP
- 自治会長・糸井緋芽子社宅の事件簿(第1作-第7作) - 主演 : 泉ピン子 製作:ザ・ワークス
- 女子刑務所東3号棟(第3作-第6作) - 主演 : 泉ピン子 製作 : TBS
- 外科医零子(全4作) - 主演:財前直見、製作:アズバーズ
- 税理士・楠銀平の事件帳簿(全2作) - 主演:愛川欽也、うつみ宮土理、原案:うつみ宮土理、製作:MMJ
- 恋する京女将 音姫千尋の事件簿(全2作) - 主演:片平なぎさ、氷川きよし 製作:ホリプロ
- 広域捜査官・宮之原警部(全2作) - 主演:村上弘明、原作:木谷恭介、製作:彩の会
- 湯の町コンサルタント(全4作) - 主演:坂東三津五郎、製作:KANOX
- 世直し公務員ザ・公証人(第1作-第6作) - 主演:渡瀬恒彦、製作:オセロット
- 流れ星お銀!事件解決いたします(第2作-第3作) - 主演:高島礼子、製作:MMJ
- 弁護士猪狩文助(全5作) - 原作:和久峻三、主演:いかりや長介、製作:国際放映
- ざこ検事 潮貞志の事件簿(全3作) - 原作:今井秀智・高田靖彦、主演:長嶋一茂、製作:東映
- 女タクシードライバーの事件日誌(第1作-第3作) - 主演 : 余貴美子 製作 : TBS、ノアズ
- 捜し屋★諸星光介が走る!(第1作-第2作) - 主演 : 船越英一郎 製作 : 東宝株式会社、TBS
- 財務捜査官 雨宮瑠璃子(第1作-第2作) - 主演 : 浅野ゆう子 製作 : ファインエンターテイメント、TBS
- 警視庁三係・吉敷竹史の殺人捜査シリーズ(第1作-第2作) - 原作:島田荘司、主演 : 鹿賀丈史 製作 : ケイファクトリー、TBS
- 血痕 警科研・湯川愛子の鑑定ファイル(第1作-第2作) - 原作:坂井活子、主演 : 竹下景子 製作 : TBS、東阪企画
単発作品[]
- 松本清張特別企画・殺意(2004年) - 原作、松本清張、主演:高島礼子、製作:BS-TBS、TBS
- 冤罪~父と子の旅路~(2005年) - 原作:小杉健治、主演:橋爪功、製作:G・カンパニー、TBS
- 検察審査会(2005年) - 主演:高島礼子、製作:TBS、大映テレビ
エンディングテーマ[]
放送局[]
- 新作(地上波)
- TBSテレビ:21:00 - 22:54 (月曜日 系列局もこの時間帯に放送、字幕放送)
- 時差放送
- 秋田テレビ:『日曜ワイド劇場』として日曜13:00-14:55に放送(『スーパー競馬』拡大時は内容変更)
- 再放送(地上波)
- TBSテレビ:14:00 - 16:00 (月曜日 - 金曜日 関東ローカルなど)
- 静岡放送:14:00 - 16:00 (月曜日 - 金曜日)
- 信越放送:14:00 - 16:00 (日曜日)
- チューリップテレビ:15:00 - 16:54 (月曜日)
- 北陸放送:14:00 - 15:55 (月曜日 - 金曜日)
- 山陽放送:13:55 - 15:50 (月曜日 - 木曜日) 『ドラマちっくRSK』として放送
- 山陰放送:14:00 - 15:55 (月曜日 - 金曜日)
- テレビ高知:14:00 - 15:53 (月曜日 - 金曜日)
- あいテレビ:14:00 - 15:54 (月曜日 - 金曜日)
- RKB毎日放送:14:00 - 15:54 (土曜日 別番組放送時あり)
- 南日本放送:14:00 - 15:54 (土曜日 別番組放送時あり)
- そのほかの系列局でも不定期で再放送が行われている。
- BS-TBS(BSデジタル)
- 再放送:月曜日 - 金曜日 11:00 - 12:54 および月曜日 - 金曜日 14:00 - 15:54 (2010年1月現在。字幕放送。放送休止の場合あり)。BS-i では別名「ミステリー・セレクション」番組枠で放送されている。更に2006年4月以降からは前述のとおり月曜日 - 金曜日 14:00 - 15:54の時間帯にも放送されるようになった。ハイビジョン制作以前に制作された番組については4:3標準画質で放送される場合がある(スポンサーはなし)。その他の時間帯でも不定期で夕方や夜間に放送されることもある。
- TBSチャンネル(CS)
- 再放送:放送時間はそのときの編成により変わるため不定 (月曜日 - 金曜日 、CMカットのため通常では1時間35分~40分)
※なお、予定していた2006年1月23日放送分はJNN報道特別番組(ライブドア社長ら逮捕の関連ニュース)放送のため、2006年3月13日放送分は演出家久世光彦死去に伴う追悼企画「寺内貫太郎一家」傑作選放送のため急遽放送中止となった(後日に放送日時延期 2006年1月23日放送分は2006年5月15日に延期となった)。
テンプレート:TBSのテレビドラマ