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テンプレート:Portal火車』(かしゃ)は、宮部みゆき小説、またそれを原作としたテレビドラマ作品。

概要 編集

社会問題としての消費者金融のありかたをテーマとしており、サラリーマン金融やカード破産などの借財に翻弄される女の生き様を、彼女のことを追い求める刑事の視点から描く。「小説推理」に1992年3月号から6月号にかけて連載され、1992年7月双葉社より単行本が出版され、1998年1月新潮文庫版が出版された。

第6回山本周五郎賞受賞。「このミステリーがすごい!」ベスト・オブ・ベスト第1位。2008年に賞創設から20年間の1位に輝いた。

あらすじ 編集

刑事・本間俊介は、犯人確保時に負った傷のために休職していた。そんな彼に、亡くなった妻・千鶴子の親戚で銀行員の栗坂和也が意外な事を頼み込む。謎の失踪を遂げた和也の婚約者・関根彰子を探し出して欲しいという。

和也の話によれば、クレジットカードを持っていないという彰子にカード作成を薦めたところ、審査の段階で彼女が自己破産経験者だということが判明した。事の真偽を問い詰められた彰子は、翌日には職場からも住まいからも姿を消していたとの事だった。

休職中で警察手帳も使えない本間は、彰子の親戚や雑誌記者を装って捜査を開始する。最初に彰子の勤め先を訪ね、社長から彰子の履歴書を見せられた本間は、写真を見て彼女の美貌に驚く。美しいながら、夜の仕事には染まらない清楚な雰囲気が漂っていた。次に、彰子の自己破産手続きに関わった弁護士を訪ねたところ、「関根彰子」は会社勤めの傍ら水商売に手を出しており、容貌の特徴は大きな八重歯だという。勤め先での関根彰子と自己破産した関根彰子は、名前が同じながら容貌も性格も素行も一致しないのだ。

「和也の婚約者だった『関根彰子』は、本物の関根彰子に成りすました偽者ではないのか?」

関根彰子は、本物ではない?

偽物の関根彰子の正体は?

調べを進める本間は、都会での1人暮らしの夢からカード破産に陥る女性や、無理なマイホーム購入で離散に陥った一家、実家の借金が原因で追い詰められ、婚家を去らざるを得なかった女性など、借金に翻弄される人生を目の当たりにする。

登場人物 編集

本間俊介
42歳、捜査一課刑事、休職中
本間智
10歳、俊介の息子
本間千鶴子
俊介の妻、故人
井坂恒男
本間家隣人
カッちゃん
智の同級生
栗坂和也
29歳、千鶴子のいとこの息子、銀行員
碇貞夫
42歳、俊介の同僚
関根彰子
28歳、和也の婚約者、失踪中
野村一恵
彰子の同級生
本多保
彰子の幼なじみ
本多郁美
保の妻
関根淑子
彰子の母、故人
溝口悟郎
弁護士 実在の弁護士、宇都宮健児をモデルとしている
今井四郎
今井事務機社長
みっちゃん
今井事務機事務員
澤木
溝口・高田弁護士事務所事務員
青年
溝口・高田弁護士事務所事務員
井坂久恵
43歳、恒男の妻、デザイナー
片瀬秀樹
ローズライン管理課課長補佐
新城喬子
ローズライン元社員
須藤薫
喬子の友人
木村こずえ
22歳、フリーター
倉田康司
喬子の別れた夫
市木かおり
喬子の元同居人
雑誌記者
本間の知人
宮城富美江
彰子の知人
紺野
喫茶バッカス店主
紺野明美
紺野の娘
紺野信子
紺野の妻、コーポ川口の大家
宮田かなえ
美容室ロレアルサロン従業員
ママ
ライハマのママ
菊池
ライハマのバーテン
マキ
ライハマの店員
北村真知子
理学療法士
宇都宮署の刑事
加藤
倉田不動産社員

テレビドラマ 編集

テンプレート:ドラマ 1994年2月5日土曜ワイド劇場枠で『火車 カード破産の女!』というタイトルでドラマ化された。映画でも高い実績を持つベテラン池広一夫が演出し、クライマックス一場面だけのために大きな喫茶店セットを組むなど、2時間ドラマ枠としては大作の構えとなっている。

スタッフ 編集

出演 編集


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